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【簿記3級に独学合格!】必要な勉強時間と合格までのスケジュールを解説

shin
  • 独学で簿記3級に合格できる?
  • 簿記3級に合格するにはどれくらい勉強すればいい?
  • 簿記3級に合格するための勉強方法や学習スケジュールを知りたい!

簿記3級(日商簿記3級)は、経理や会計の基本を学べる入門資格です。出題範囲は基礎的な内容に限られているため、独学でも十分に合格を目指せます。しかし、勉強時間の目安や効果的な勉強方法を知らずに学習を始めると、合格まで想定以上の時間がかかってしまいます。

この記事では、独学で簿記3級に合格するための勉強時間や効率的な勉強方法をわかりやすく解説しています。この記事を読めば、試験までにどれくらい勉強すればよいか、どのように学習を進めれば合格できるかがわかります。独学合格を目指す人は、最後まで読んで合格までの最短ルートをつかんでください。

簿記3級は80〜100時間の勉強で独学合格できる!

80〜100時間の勉強時間を確保できれば、独学で簿記3級に合格できます。簿記3級試験の合格率や必要な勉強時間について詳しく解説します。

簿記3級の合格率は30〜50%

簿記3級の合格率は30〜50%です。試験には、年3回実施される統一試験(ペーパー試験)と、通年受験できるネット試験(CBT試験)の2種類があります。ネット試験の合格率がやや高くなっていますが、どちらで受験しても難易度はほぼ同じです。簿記3級は基礎的な内容を問う試験なので、独学でも十分合格できます。

【簿記3級 統一試験】実施日合格率
2025年2月23日28.7%
2024年11月17日29.5%
2024年6月9日40.7%
2024年2月25日36.3%
2023年11月19日33.6%
2023年6月11日34.0%
2023年2月26日36.5%
2022年11月20日30.2%
2022年6月12日45.8%
2022年2月27日50.9%

» 日本商工会議所 | 簿記検定3級受験者データ 統一試験(外部サイト)

【簿記3級 ネット試験】実施期間合格率
2024年4月~2025年3月38.6%
2023年4月~2024年3月37.1%
2022年4月~2023年3月41.2%
2021年4月~2022年3月41.0%

» 日本商工会議所 | 簿記検定2級・3級受験者データ ネット試験(外部サイト)

簿記3級合格に必要な勉強時間は80〜100時間

簿記3級合格には80〜100時間の勉強が必要です。1日1時間の勉強なら約3か月、1日3時間なら約1か月で合格を目指せます。生活スタイルや試験日までの予定に合わせて、以下のようにスケジュールを組んでみましょう。

1日の勉強時間勉強期間勉強時間の合計
30分約6か月約90時間
1時間約3か月約90時間
2時間約1.5か月約90時間
3時間約1か月約90時間

簿記3級試験の概要

効率よく学習を進めるには、試験の概要を把握しておくことが大切です。簿記3級試験の合格基準や試験方式について解説します。

【簿記3級試験の概要】項目内容
受験資格誰でも受験可能
試験時間60分
試験方式統一試験(ペーパー試験) or ネット試験(CBT方式)
出題範囲商業簿記(仕訳・帳簿記入・精算表・財務諸表など)
合格基準100点満点中70点以上
合格率30〜50%(独学でも合格可能)
勉強時間の目安80〜100時間

» 日本商工会議所 | 簿記3級 試験科目・注意事項(外部サイト)

簿記3級の合格基準は100点満点中70点以上

簿記3級の合格基準は100点満点中70点以上です。簿記3級では、仕訳や帳簿の付け方、決算書の作成といった基本的な内容が問われます。試験の設問と配点は以下の通りです。

【簿記3級試験】設問内容配点
第1問仕訳問題15問45点
第2問帳簿記入、勘定記入など20点
第3問決算整理を含む総合問題35点

配点が高い第1問と第3問の得点率を上げることが合格への近道になります。第1問は、簿記の基本である仕訳問題です。たくさんの仕訳問題を解き、確実に得点できるようにしましょう。第3問は、決算整理を含む総合問題です。過去問を繰り返し解いて出題パターンに慣れておくことが、最も効果的な対策になります。

第2問は、配点が低いわりに出題範囲が広く、対策が難しいです。部分点がもらえるので、わからない問題があってもできるだけ解答して点数を稼ぎましょう。第1問と第3問で確実に得点を稼ぎ、第2問で部分点を取れれば、合格基準の70点を超えられます。

統一試験よりもネット試験がおすすめ

特別な理由がなければ、統一試験よりもネット試験がおすすめです。ネット試験は通年実施されているため、学習スケジュールに合わせて試験日を選べます。合否がすぐに分かるというメリットもあります。

【簿記3級試験】項目統一試験(ペーパー試験)ネット試験(CBT試験)
試験日年3回(6月・11月・2月)通年実施(日時・会場を選べる)
試験方式紙に記入する筆記試験パソコン上で回答する
試験会場全国の商工会議所が指定する会場全国のテストセンター
合格発表受験後2〜3週間後試験終了後すぐに合否判定

簿記3級に独学で合格するための勉強方法【3ステップ】

簿記3級に合格するための勉強方法【3ステップ】を解説します。効率的な勉強方法を知っていれば、独学でも迷わず学習でき、合格までモチベーションを保てます。

ステップ① テキストで基礎を固める

テキストを1章ずつ読み進め、対応した問題を解きます。簿記の基礎である仕訳問題は、手を動かして解き方を覚えることが重要です。例題もすべて解きましょう。間違えた問題にはチェックを入れ、後から見直せるようにしておきます。苦手な問題を把握して学び直すことで、独学であってもきちんと基礎固めができます。

ステップ② 問題集で理解を深める

問題集でたくさん問題を解いて理解を深めます。苦手な問題はテキストでも復習しておきましょう。YouTubeの解説動画は、苦手な分野の理解を深めたり、復習したりするのに効果的です。「簿記3級+減価償却」「簿記3級+勘定記入」などで動画を検索してみてください。YouTubeは独学の強い味方になるので有効活用しましょう。

ステップ③ 過去問や予想問題で本番対策

本番を想定して過去問や予想問題を解きます。簿記3級試験は出題形式がほぼ決まっているので、過去問や予想問題を繰り返し解くことで得点しやすくなります。本番で焦ることがないように、解答順や時間配分を決めておきましょう。

簿記3級試験では、第1問→第3問→第2問と解くのがおすすめです。配点の高い第1問と第3問を先に解くことで、効率よく得点を稼げます。5分〜10分ほど時間を余らせて、最後に見直しまでできれば時間配分は完璧です。

おすすめの解答順設問配点時間配分
【第1問】仕訳問題15問45点15分
【第3問】決算整理を含む総合問題35点20〜25分
【第2問】帳簿記入、勘定記入など20点15〜20分

以上の3ステップで効率よく勉強すれば、独学でも十分合格を狙えます。

【簿記3級】独学でも合格できるおすすめ教材

独学では、教材選びが合否に直結します。効率よく学習できるように、以下の3つのポイントを押さえた教材を選びましょう。

・イラストや図解が豊富でわかりやすい

・テキストと問題集をシリーズで揃えられる

・模擬試験がついている

3つのポイントを押さえたおすすめの教材を紹介します。どのシリーズであっても、テキストと問題集が一冊ずつあれば、独学でも簿記3級に合格できます。

「スッキリわかる」シリーズ

イラストや図解が豊富で、初学者でも読みやすいようにストーリー仕立てで解説されています。「テキスト解説)+問題集(演習)」が1冊でまとまっており、学んだらすぐ問題を解けるように構成されている点もできます。勉強時間があまり確保できない人、短期間で効率よく学びたい人におすすめです。

無駄な解説がない分、演習問題の量は少なめです。たくさん問題を解きたい場合は「スッキリうかる 日商簿記 3級 本試験予想問題集 」を併用しましょう。

「みんなが欲しかった!」シリーズ

「みんなが欲しかった!」の教科書・問題集は、累計売上No.1の定番教材です。図解・イラストが豊富で、「覚えるべきポイント」が一目で分かるようになっています。会計の勘定科目・仕訳・帳簿の仕組みといった内容が図で整理されているため、独学でも理解しやすいです。例題や基礎問題が豊富なので、基礎から丁寧に学びたい人におすすめです。

図解を使って丁寧に説明されている分、学習にも時間がかかります。試験日程によって、学習スピードを調整する必要があります。

独学で簿記3級合格を目指そう!

簿記3級は、80〜100時間の勉強時間を確保できれば、独学でも合格できます。ただし、独学の場合は学習スケジュールの立て方や教材選びに注意が必要です。記事で紹介した学習スケジュールや勉強方法、おすすめ教材を参考にして、効率よく簿記3級合格を目指してください。

ABOUT ME
SEOライター/しん
SEOライター/しん
WWS認定ライター
公立小学校の教員として15年勤務し、通常の学級、特別支援学級(固定学級)、特別支援教室(通級)、特別支援学校など、幅広い現場に関わってきました。主に特別支援教育やDXの業務を担当し、全国や区の研究大会で発表経験もあります。 子育てに注力するため2025年から学校講師となり、同時に教育・金融ライターとしての活動を始めました。Webライター育成スクール「WWS」にてライティングを学び、2025年9月にWWS認定ライターとなりました。
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